BilingualDoctor’s diary

海外志向の医学生

国際医療福祉大学

国際医療福祉大学の生徒さんとお話する機会がありました。

驚いたのは、そのカリキュラム。

2年生までにすべての範囲を英語で学習し終えて、3年生では日本語で復習することにより、CBT(3年生)に備える。その後、4年生から6年生の半ばまで臨床実習で、その間に海外での実習もあるとのこと。

このカリキュラムは本当に理想的だと思います。

(ついていけるかどうかは別として(笑))

 

例えば私の大学では、1-2年生で基礎医学をのんびり終わらせて、3年生くらいからちょこっと臨床医学を学び始め、4年生で急いで臨床を固めてやっと5年生から臨床実習。(最近は少し早まってきました。)

低学年の間はかなりのんびりで、高学年になるにつれて忙しくなりすぎる印象。低学年の間はあんなに時間があったのに、どうして高学年になるとこんなに急ピッチで頑張らなければいけないのだろう、、、と思ったことが何回あるか分かりません。

 

日本は6年間医学部に通うので、この時間を有意義に使うためには、国際医療福祉大学のカリキュラムを見習うべきだと強く思います。

医学英語に力を入れないとしても、早い段階で勉強を終わらせて悪いことは何一つないです。中高教育でも、早めにすべての範囲の履修が終わる学校の方が進学成績が良いのと同じで、医学教育も同様にするべきです。

是非、少しずつ変わっていって欲しいと思います。

 

さらに言えば、1学年で20人ほどの生徒さんがUSMLEに合格されているようです。

かなり高いポテンシャルと学力のある生徒さんが集まっているのは知っていましたが、改めて刺激を受けました。

 

医学界に新しい風が吹いていますね。